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目指せマナーマスターへの道
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■vol.8:名刺のマナー

マナーマスターへの道、最終回は「名刺のマナー」についてです。
社会人になった証とも言える名刺。入社まで渡すことはないにしろ、企業が主催する懇親会や、10月の内定式など、人が集まる場では名刺のやりとりをする機会が増えてきます。
上司に連れられて先輩へ
「今年の内定者です。今後とも宜しくお願いします」
とあなたを紹介してくれた際に、先輩の名刺をもらっておきましょう。
名刺はその人の「顔」。ぞんざいな扱いをしないように、名刺の差し出し方、受け方を再度頭にたたき込んで、「しっかりとした仕事のできそうな内定者の方ですね」と言われるようにがんばってみましょう。

■差し出し方■受け方・扱い方■ワンポイントアドバイス

 差し出し方
【1】
名刺は、目下の人から、また訪問した方から先に出すのが基本です。複数で訪問した時、また訪問を受けた時は、目上の人から順番に行いますので、上司と一緒の時は、上司の後に名刺交換をします。先方と先輩は何度も顔を合わせており、旧知の仲である場合は、新入社員のあなたのみが名刺を交換します。
名刺交換の前に必ず立って挨拶する。
【2】
座って相手を待っていた場合も、必ず立ちましょう。座ったままでは相手に対して失礼です。待っている間に、すぐ取り出せるように2、3枚名刺入れにはさんで準備をしておきます(相手が1人とは限らないので)。
軽く頭を下げ、社名、氏名を名乗りながら名刺を差し出す。
【3】
ていねいにおじぎをし、「4月に入社しました岡茂と申します。これからお世話になりますが何卒宜しくお願いいたします」と挨拶とともに名乗りながら、下から相手の胸の高さに合わせて差し出します
この時、表に書かれた自分の名前を相手の方に向け、右手の手のひらの先に載せて親指で軽く押さえて手渡しましょう。机の上に置いて出すのはマナー違反です。

 受け方・扱い方
受け渡しは胸より高い位置で行う。
【1】
相手から名刺を受け取る時は、必ず立ち上がり、両手を差し出して、出しやすい方の手で受け取り、すぐにもう片方の手を軽く添えます。受け取った名刺は、腰から下には下げないようにしましょう。緊張の中にもにこやかにね!
【2】
受け取ったら、相手の会社名や氏名には指がかからないように、名刺の下の両角を持ちます。
【3】
差し出すのと受け取るのがもし同時になってしまったら、右手で自分の名刺を差し出し、左手で相手の名刺を受け取り、右手が空いたらすぐ添えるようにしましょう。
相手の名前、肩書きを確かめる。
【4】
受け取ったら一読し、読みにくい氏名はその場で「失礼ですが、どのようにお読みしたらよろしいのでしょうか」と尋ねましょう。
受け取った名刺は机の上に置き、適当な折を見てからしまう。
【5】
名前を確認したら、ていねいに名刺入れにしまいます。一度に複数の人と名刺交換した場合は、相手の席順に机に並べて、名前を間違えないようにするのもよいでしょう。この場合、帰る時に名刺をしまい忘れないように注意しましょう。これは相手に対して大変失礼なことなので、くれぐれも気を付けてください。


 ワンポイントアドバイス
所属も発表されていない入社間もない場合、自分の名刺が用意されていないこともあります。その時は、同じ部署の先輩の名刺をいただき、先輩の名前を消して自分の名前を手書きで書き入れることもあります。
自分の名刺ができたら、折れたり汚れたりしないように、また切らさないように、多めに名刺入れに入れておきましょう。名刺入れは入社前に用意しておくことをお勧めします。「入社のお祝いはなにがいい?」と聞かれたときに、「名刺入れ」とリクエストしておくのもよいでしょう。
もしうっかり名刺を切らしてしまった時は、「あいにく名刺を切らしてしまいましたが、○○会社の○○と申します」とその旨を言ってあいさつし、次に会う時に必ず渡しましょう。切らしてしまった時のために、財布や手帳に予備として数枚予備として入れておくのもいいかもしれません。
いただいた名刺は、市販の専用ファイルや名刺整理箱など、自分が使いやすいものを選んで整理します。
多くの人に会うと、記憶が薄れてしまいがち。会った直後に、日付や何の用件で会ったのかを名刺の余白部分や裏に書いておくと後で便利です。ただし、これは相手の前で書くのは禁物。自席に戻った時などに書いてください。

余談ですが、以前、長野県知事に就任した田中康夫氏が県庁でのあいさつ回りの際、「部下に名刺を配る上司など聞いたことがない」と、県企業局長が受け取った名刺を田中氏の目の前で折り曲げ、県民をはじめ全国から批判を受けた問題がありました。
一般的に社内の人間同士が名刺を交わすことはありません。しかし、部署も違えば、仕事内容も違うという場合など、名刺を交わすこともあります。また田中知事も言っていたようにメールアドレスをお知らせするために、名刺を渡すことも最近では多々あることです。
しかし名刺も会社の経費の一部です。基本的には社内の人間と名刺を交換することは避けておきましょう。また、はじめての社名入り名刺を持った嬉しさから、仕事上必要ないと思われる多くの人にむやみやたらに手渡すのもやめましょう。
名刺を折り曲げるとまではいかなくとも、くれぐれも相手の前でその人の名刺をぞんざいに扱ったり、忘れて置いていってしまうといったことのないよう、扱い方には気を付けてください。はじめての挨拶で「今年入ったあの新入社員はなんだ」と思われたら、その後のフォローは至難を極めます。名刺は相手の「顔」、そして自分の「顔」なのです。

名刺のタブー六か条

■汚れていたり、折れている名刺を差し出す
■手で渡さず、机の上に置いて渡す
■いただいた名刺を見もせずにしまう
■いただいた名刺を指先でさわり続ける
■いただいた名刺にその場で書き込む
■いただいた名刺を置き忘れる

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