“遠恋”を破綻へと導くメールって?
まずは、遠距離恋愛がほころぶパターンについて聞いてみました。
「遠距離恋愛が破綻するパターンとしてよくあるのは、一つは会いたい、寂しいという自分の気持ちをそのまま相手にぶつけてしまい、負担を感じさせてしまうもの。そしてもう一つが素直に気持ちを伝えられず、ボタンのかけ違いが生じるというものです」(石田先生)
たとえば、いつも身近に感じていてほしいから、「今、起きました~」、「電車に乗ってます」と近況を逐一報告したり、「今何してるの?」、「今日は何時に帰る?」と相手を監視しているかのようなメールは、相手をうんざりとさせてしまいます。
また、本当は毎日でも話したいのに、「時間があるときに電話くれればいいよ」との“大人的気遣い”も、もう興味がなくなったのでは?と誤解されてしまう可能性が高いものです。
“近恋”であれば直接会って気持ちを確認できますが、離れている状態ではあっという間に二人の関係にひびが入ってくるもの。そんな二人の心の隙間を狙ったかのように、近くにいる別の異性が入り込むことだってあるでしょう。
「遠距離恋愛を長く続けている人は、一人の時間を楽しめる人や、ストレスを発散するのが上手な人が多い気がしますね」(同)
共通の目標と家族の理解があると長続きする
では、どうすれば“遠恋”を続けることができるのでしょうか?
・二人の共通の目標を作る
・二人の関係をオープンにする
先生が一番に挙げるのが、「二人の共通の目標を作ること」。“2年後にいっしょに住もう”というような具体的な目標があると、一時の誘惑に負けない強い心を持てるのだそうです。
また、「二人の共通の目標を決めるときには、それぞれの夢を語り合いましょう。お互いの夢を応援し、共通の目標に向かって努力するとさらに理解し合えますよ」(同)。“独立したいと考える彼の夢をサポートできるように、自分も資格を取りたい!”など、二人が同じベクトルに向かって努力するとさらに絆は強まります。
ほかに、友だちや家族に二人の関係をオープンにすることも大切。恋愛中に生じるちょっとした愚痴を聞いてくれる友だちや家族は、恋人に対して爆発しそうになる感情を抑えてくれるでしょう。
「家族に関係を認めてもらえれば、二人の結びつきは一段と強まります。家族の側も安心するので、遠距離恋愛を応援してくれるようになります」
会えない切なさも楽しむくらいがいい
遠恋の二人を結ぶのは、主に電話やメールといった通信手段。温かい気持ちを伝えれば愛しさは倍増されます。
・メールは必ず読み直す
・愚痴は、笑いを交える
・電話やメールのルールを決めない
メールは書いてすぐに送らず、一度見直して、じっくり考えてから送ることを心がけます。また、「自分の気持ちをそのまま伝えると相手を不快にさせることがあります。
たとえば、電話で仕事の愚痴を言いたいときは、そのエピソードを笑いに変えておもしろおかしく話したり、してほしいことがあるときは、相手を褒めながら可愛くお願いしたり、自分が魅力的に見えるよう演出することは大切です」。
また、遠距離恋愛では、何時に必ず電話する、メールは毎日する、などのルールを決めがちですが、相手に重荷を感じさせてしまうことも。ルールは成り行きにまかせてみましょう。
ということで、遠距離恋愛を成就できるのは、お互いを“ガチ”で見つめ合うのではなく、同じ方向を見つめることができる人のようですね。
取材協力: All About「恋愛」ガイド、石田陽子さん
文●本居佳菜子(エフスタイル)