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内定後の不安解消

“速読法”を身につけて、仕事の効率アップを目指す!(2010.02.19)


 速読には興味があるけれど、なんだか超能力みたいで、尻込みしてしまう……。でも、習得できたら仕事にも役立ちそう! そんな好奇心と向上心が旺盛なフレッシャーズの皆さんのために、日本速読・記憶法セミナーの講師・安藤一郎さんに速読のいろはを教えていただきました。

速読ってどんな能力?

 「本や書類をもっと速く読めたらなぁ」。誰もが一度は夢見たことがあるのではないでしょうか? 速読とは、文字の見方を効率化させることによって、普段の何倍ものスピードで文章を読むこと。ただ、速読法とひと口に言っても、「○○式」とか「○○法」というように種類がたくさんあるようですが?


「速読法には、大きく分けて二種類あります。一つは、数カ月という時間をかけて習得するもので、全文を読んで、内容もしっかり理解する技術。もう一つは、1~2日の短期間で習得できる、読み飛ばしの技術です」(安藤さん)


 日本速読・記憶法セミナーが教えるのは、前者の長期間のプログラム。その速読法の基本原理は、「一度に見る文字数を増やし、認識にかかる時間を短縮することによって文字の見方を効率化し、スピードに頭を慣らすこと」なんだとか。


 日本人の平均的な読書スピードは、1分間に600字程度。これが、数カ月のトレーニングで5~10倍以上のスピードに、つまり一般的なサイズのビジネス書や文庫本であれば20~30分で読めるようになるそうです。

速読は仕事に役立つの?

 「読むことのスピード化は、仕事においても大きなアドバンテージになります」と安藤さん。では、具体的に仕事においてどのように活用できるのでしょうか?


「学生から社会人になって大きく変わる点は、勉強は続けなければいけないのに、その時間は満足に与えられないことにあります。当スクールには社会人の生徒も多く、速読を学ぶ目的はさまざま。『仕事に必要な資格試験の勉強のため』、『新しいシステムが出るたびに目を通さないといけない、分厚い仕様書を読むため』、『企画書作成に必要な情報収集の効率化のため』など職種によって異なりますが、『貴重な時間を有意義に活かすこと』が共通の目的と言えるでしょう」(安藤さん)


 社会に出ると、与えられた仕事をこなすだけでは不十分。プラスアルファの仕事をしないと、“できる社会人”とは言えません。そのために、定められた就労時間を最大限に有効活用したいものです。

速読トレーニング法

 ここまで聞いたら、速読に挑戦したくなってきますね。速読の講座に通ったり、書籍で独学したりするのが近道だとは思いますが、いますぐに始められるトレーニングはないのでしょうか?


「まずは、現在の読みの力を知ることが第一。2~3分で読める文章を普段の速さで読んで、どれくらいの内容が頭に残っているかを確認しましょう。次に、先ほどの1.5~2倍のスピードで同程度の別の文章にサッと目を通します。新聞や雑誌といった1行が短くて読みやすい記事がよいでしょう。最初はよく分からなくても、これを3回ほど繰り返せば『なんとなく』内容を理解できるようになります。
 この『なんとなく』でも分かる感覚が大切。これを反復することで『なんとなく』が『はっきり』になってきます。最初に普通の速さで読んだときと同程度の内容が頭に残るようになったら、また少しスピードを上げる。これを繰り返すことにより、頭がだんだんとスピードに慣れていきます」(安藤さん)


 読み終わってから内容を書き出してみるのも一つの方法だそうです。記憶が定着し、脳を鍛えることになるんだとか。最も大事なことは、「目標を立てて、あきらめずに続けること」だと安藤さんは言います。


 速読は、個人差はあるものの、練習すれば誰にでも習得でき、一生使える能力のようです。社会人デビューを機に、速読を身に付けてみてはいかがでしょうか?

取材協力:
日本速読・記憶法セミナー インストラクター 安藤一郎さん
http://www.sokudoku.gr.jp/


文●田村理恵(アート・サプライ)

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