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内定後の不安解消

ほんのひと手間で印象アップ! デキる大人の一筆箋テクニック(2010.03.07)


 社会人になると取引先やお客さま、上司などと資料や品物をやりとりをすることも多くなります。そんなときに、ただモノだけを送るのではなく一筆箋でメッセージを添えることができたら、それだけで気遣いのできる大人のイメージに。デキる社会人として一目置かれる一筆箋の使い方を、手紙の達人が教えます。

一筆箋は手軽なのに効果絶大なコミュニケーションツール

 「メールは、人によっては1日に何十通も来ますが、手書きのメッセージをもらうことはめったにありませんよね。一筆箋は、ほんの少しの文章を書くだけで自分を強く印象づけることができる、とても便利なコミュニケーションツールなんです」


 そう語るのは、むらかみかずこさん。年に約1200枚の手紙を書く手紙好きで、『一筆箋の書き方、楽しみ方』(KKベストセラーズ、)『できる大人の“一筆を添える”技術』(ディスカヴァー)などの著書がある、手紙の達人です。


 「たとえば、口下手で自分は損をしているのではないか……そう思っている人でも、一筆箋を活用することで、口下手をカバーするだけでなく、それ以上の好印象を相手に与えることができます」(むらかみさん)


 デジタル全盛の今だからこそ、手書きの文字が特別な存在感を持つようです。

けい線のみのシンプルなものや縁起物のイラストが入った一筆箋がおススメ

 文具店に行くと色とりどりの一筆箋が並んでいますが、逆に種類が多すぎて迷ってしまうことも。最初の一冊を買うのならどんなものが良いのでしょう。


 「無難なのは、けい線のみが入った5~7行書きのシンプルなタイプ。相手を選ばず、タテ書きでもヨコ書きでも使えるので便利です。それだけでは少し寂しいと感じるなら、ワンポイントのイラストが入ったものが良いでしょう。四つ葉のクローバーなどのモチーフなら男性にも抵抗がないはず」


 「また、おススメしたいのは、招き猫や富士山など縁起物のモチーフ。これは特に年配の人にとても喜ばれます。相手がもらってうれしいと感じることもポイントですね」

内容よりも、一筆箋が添えてあったことが相手を感動させる

 さっそく、一筆箋を用意していざメッセージを! しかしそこで何をどう書いたらいいかわからず、手が止まってしまう人も多いはず。


 「一筆箋には『拝啓』などの頭語や形式的な季節のあいさつは必要ありません。『いつもお世話になっております』、『こんにちは』など簡単なあいさつから本題に入ればOK。メールを書くような気持ちで書けば大丈夫ですよ」


 そうは言っても、残るものだから何か気の利いたひと言を……そう思うと再び手が止まってしまいます。


 「皆さん、一筆箋には何を書いたらいいかわからないとおっしゃるんですが、実はもらう側からすると、文章そのものはあまり気にならないものなんです。人によっては覚えていないくらいかもしれません(笑)手書きのメッセージが添えてあったということ、それ自体にインパクトがあるんですね。ですから、文章は本当に当たり前の内容で大丈夫。これは一筆箋の大きな利点です」


 一筆を添えるということが大事なのだから、悩まず書いて、とむらかみさん。それでも悩むという人は、下の例文を参考にしてみましょう。

字に自信がない人も3原則をマスターすれば大丈夫
「また、字が下手だから手書きは苦手という話もよく聞きますが、そんな人は次の三つのポイントを押さえれば大丈夫。」

1.大きな文字で書く
2.太字のペンで書く
3.青いペンで書く


 「字に自信がない人は、それを隠すためか小さい字で書きがちなんですが、太いペンで大きくゆったりと字を書くと、それだけで元気で明るい印象になります。少々字がいびつでも気になりません。また、黒ではなく青のペンを使うことで、さわやかで若々しいイメージが出るのでフレッシャーズの皆さんには特におススメですね」


 まずはあれこれ考えすぎず、大きな文字でシンプルなメッセージから始めるようにすると、一筆箋に慣れることができそうです。


 「一筆箋は、あなたの印象をスマートに演出する最高のツールですから、ぜひ、ビジネスの場で活用してください。きっと、思っている以上の効果がありますよ」

ビジネスシーンで役立つ例文

1.取引先に請求書を送るとき

株式会社○○○○ ○○○○様
いつも大変お世話になっております。
今月分のご請求書を送付します。
ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社○○○○ 経理部 ○○○○

2.プレゼンテーション用資料を送るとき

株式会社○○○○ 商品開発部 ○○○○様
このたびは大変お世話になります。
さっそくですが、ご依頼の件につきまして、資料を一式作成しました。
今週末の打ち合わせの際に詳細をご説明させていただきますので、
まずはご一読いただけましたら幸いに思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社○○○○ 企画部 ○○○○

監修者●むらかみかずこ
監修者プロフィール
手紙文化愛好家。相手の心をつかむ手紙術や相手の立場に立った文章に定評があり、文章講座や一筆添えるワークショップなどセミナー実績も多数。著書『できる大人の“一筆添える”技術』(ディスカヴァー)など。4月1日にビジネスシーンで役立つフレーズが満載の文例集「仕事がもっとうまくいく!書き添える言葉300」(日本経済新聞出版社)を出版予定。
手紙や文具に関する話題の豊富な、むらかみさんのHPはこちら


文●市川裕子(スタープレス)

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