これまで、20回にわたって「会社の規則」についてお話してきました。これまでのコラムを読んで、あなたの会社に対する理解度は上がりましたでしょうか?
特に有給休暇や退職時の取り扱いなどは、直接みなさん自身にふりかかってくるので注意が必要です。
第1回目のコラムでもお話しましたが、現在、労働環境は急激に改善されつつあります。しかし、それは大手の一部の企業で、中小企業を中心にまだまだ厳しい状況にあるようです。
先日、ある企業で就業規則や賃金制度の見直しの依頼があり、社長や人事部の方とお話をしてきました。そこの企業は慢性的に長時間労働が続く業界で、残業代を払っていないのはもちろん、従業員を増やす余裕もないのです。どうしようもなくて固まっている状態でした。
多くの企業がそうですが、長時間労働や不払い残業代の問題など、会社は問題として認識しているケースがほとんどです。しかし、仮に少しずつ残業代を払える環境にしようと思っても、今までの不払い残業代を請求されることを恐れて状況を変えられずにいる経営者は多いです。就業規則を作ることで従業員に変な知恵がつかないかと言われることもあります。
もし、みなさんが不払い残業代や有給休暇が取れないなどで会社に不満がある場合、会社に素直に伝えてみてはいかがでしょうか? それは過去に遡って残業代を請求したりすることではなく、未来志向で会社をよくしていくことを念頭においてです。みなさんのモチベーションが上がるのであれば、会社は喜んで問題を改善していくと思います。
そのためにも疑問に思った時には、この「会社の規則21」を見直していただいて、何が正しく、何が間違っているのか、きちんと理解してもらえればと思います。



