フレッシャーズトップ > まだまだ活動中 > 先輩たちの就職活動ケーススタディ > 就職浪人・履修生を選択した先輩のケーススタディ


私は大学卒業後、大学院の修士課程に進みました。しかし、正直なところ、大学院での研究が思うように進まず、研究を途中で止めて就職活動を始めることに迷いがありました。修士一年目の秋には、同級生の半数が着実に就職活動を始めていましたが、私自身は決心がつかず、中途半端な活動しかできていませんでした。このころの活動としては、同級生にならって就職支援サイトに登録したり、サイト提供ページでSPI対策などをやったりした程度。結局、30社ほどにエントリーはしましたが、きちんと受験した企業は数社だけでした。
1回目の就活で致命的だったのは、志望職種の募集時期や志望企業の過去の内定状況といった情報・データをほとんど知らなかったことです。就活仲間を作って情報交換するのが苦手で避けていたのですが、先輩や仲間とコミュニケーションをとってうまく情報収集できていれば、もう少し結果が出せていたかもしれません。
私は、就職浪人をしましたが、留年ではなく、一度大学院を卒業して「履修生」として学校に籍を置くという進路を選びました。この進路を選んだのは、指導教官に、既卒で「個人」として就職活動するのは厳しいから、せめて大学名という後ろ盾があった方がいいと説得されたからです。指導教官以外には、両親にも、今後の生活のことも含めて相談しました。
学校側の協力体制は、新卒・既卒も変わりませんでした。基本的に就職課の方々は熱心ですが、専門分野の就職に強い方は少なかったです。専門分野の教官には、一部、専門の職種につながりを持つ先生もいましたが、先生たちは基本的に、就職活動については学生が自ら動くべき、という考えでした。
大学院をいったん卒業し、履修生として学校に籍を置き始めてからは、専門分野でつながりのある企業でアルバイトして学費を稼ぎながら、2回目の就職活動に向けてリサーチしたり、教官や両親に相談したりしました。母から言われた「現在の(未内定の)状況は仕方がないとしても、今から意義のある一年を作ると決心して過ごしなさい」という言葉はずっしり響きました。
実際に2回目の活動をスタートさせたのは3月で、同級生たちが卒業・就職準備をしている最中。母の言葉にプレッシャーを感じていましたし、不安もありましたが、先に就職を決めた同級生たちがいろいろとアドバイスをしてくれたので、「何とかなる」という気持ちが大きかったです。
「習うよりも慣れろ」という気持ちで、専攻分野に関係ある職種につけそうな企業にはまんべんなく応募していきました。ただし、学会発表重視、面接重視といったそれぞれの企業の採用方針・特色など、必要な情報を集め、把握しながら進めるように心掛けました。その中で、面接で良い雰囲気になり、手応えを感じた企業があり、内定をいただきました。
面接では、志望理由の前に、2回目の就活をしている理由を聞かれることが多かったです。そこから話を展開させていると、志望動機にからめて自分の主張をするところまでたどり着けないことも。しかし、やはり1回目より2回目の方が情報収集力は上がりましたし、何より周りのアドバイスを素直に聞けるようになった点は良かったと思います。
私は、もともと楽観的な人間なので、もし就職できなくても、紹介派遣などから正社員になればいいと、比較的気楽に考えていました。「プランAが駄目なら、プランBでいく」という心積もりがあると、思い詰め過ぎずにいられるのではないかと思います。
と言っても、就職浪人については、あまりオススメはしません。今の日本では、やはり新卒の学生を優先して採用する企業がほとんどですから。私は幸運にも、新卒第一という考えではない企業に内定が決まりましたが、そうした企業に出会える確率は低いかもしれません。今振り返ると、学生は勉強が本業ではありますが、学業が犠牲にならない程度にバランスをとりながら、時期を逆算して計画的に就職活動を進めていくのがいいように感じました。